その4 夏の終わりのソロキャンプ旅。大野ヶ原~姫鶴平へ
2018年 09月 18日
現在地は標高960mの韮ヶ峠。
この日の目的地である姫鶴平キャンプ場へは約16キロ、標高差は340mあります。
簡単な食事を摂って再スタート。
峠から約1キロは東津野城川大規模林道を走ります。
ゆるゆると上って県道36野村柳谷線の九十九折れに合流します。
やがて高原らしい風景が広がってきます。
自転車を右車線に立てて写真撮影。
ヨーロッパ風?
小学校のある小松地区を過ぎて丘の上に上って行きます。
東西に長い四国カルストですが人が暮らしているのは大野ヶ原だけだと思います。
戦後開拓民が入り、それより前は軍の射撃場であったり軍馬の放牧場だったそうです。
鞍部を越えて右折、県道383四国カルスト公園縦断線を進みます。
その県道383に入ると牧草地の中をガードレールのない一車線の道が続いています。
10~24㎜の超広角ズームレンズを持って来てよかったと思える場面が幾度も現れます。
眼下に見えるのは寺山地区。
途中、源氏ヶ駄馬方面へ寄り道ヒルクライム。
標識に従って駐車場まで行きそこに自転車を置いて徒歩で山頂を目指します。
稜線まで上ると車道がここまで来ていました。
天へ上るようなこの道。走りたかったなあ。
山頂近くまで牧草地になっており牛が草を食む光景が見られます。
カルスト地形特有のカレンフェルトもそこかしこに。
標高1402.9mの山頂三角点に到着。祠がありました。
山名はありませんが昔買った四国百山という本には大野ヶ原として掲載されていました。
県道383へ戻り地芳峠を目指します。
ブナ林を抜けて行きます。
姫鶴平、そしてその先の天狗高原を遠望。沸き立つ積乱雲。。。
15時20分地芳峠着。標高1080m。
仕事終わりの電力会社の高所作業車が集結していて落ち着かず。
特に展望もなし。そして峠とはいえ姫鶴平へはまだ上ります。
あと2キロ、平均勾配は7.8%です。
16時前に姫鶴平に到着。ここには姫鶴荘という宿泊施設(食堂)とコテージ、キャンプ場があります。
ここまで開放的なくキャンプ場はあまりないと思います。そしてなんとワンコインの500円!
お盆に時期には奥の広場までテントで埋まるそうですがこの日は空いていました。
手続きを姫鶴荘で済ませて先にテントを張りました。
食堂は昼のみなのでやはり食材は下から持ってあがらなければなりません。
売店にはお酒もないです。が、ビールの自販機はあります!
つり銭が切れていたので受付で両替してもらい冷えたビールで乾杯!
眺めの良い北側はファミリーの大型テントが数張り、それとライダーさんがぽつぽつと。
サイクリストは私一人でした。車を使わず公共交通機関と自力でここに来るのはやっぱり遠い!
長年四国を走っているので全く気になりませんが
長年四国を走っているので全く気になりませんが
都会のサイクリストはあまりの山深さと補給ポイントのなさに驚くのかもしれません。
まだ日暮れまで時間があるのでテントに荷物を置いて軽装で辺りを走って見る事にしました。
牛が一頭そこにいるだけで風景が違ったものになる気がします。
孤高の巨人。。。
この日は稼働していませんでした。静かで良かったとも言えます。
えっ?こんな遅い時間に走ってるの?
サイクリストが上ってくるのが見えたので被写体にしようとカメラを構えていました。
後で知ったのですがPV撮影中だったようです。そういえばドローンも飛んでいたような。
タイ人のモデルさんが走っていたそうですね。
もし映り込んでいたらすいません。ノーヘルにサンダルであまりにラフでした。
姫鶴平の一方通行の農道へ。日が陰り牧草地の草が色づき始めました。
日が暮れる前にテントへ戻りました。
テントから数歩歩くとこの景色なんです。来て良かった。。
日没。
by akunisad
| 2018-09-18 22:34
| 四国/Shikoku
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