Col de la Croix 1778m

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クロワ峠 1998.9.23



名前にCroixがつく峠は結構多い。十字架の意味だが日本だと仏峠てな感じだろうか?
スイスのクロワ峠は1つ北に国道11号線のモッス峠が越えているため
主要ルートではなく地味な印象だがその分静かでサイクリングには適した峠である。


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僕がこの峠の存在を知ったのは1997年のツールドフランス特集雑誌である。
緑のアルムに針葉樹の森、背後にそびえる万年雪を頂いた峰々そして大観衆の中を走る自転車の群れ。
まさに僕の思い描くアルプスそのものであった。
見開きでドーンと載っていたその写真を見てここは行くしかない!と思ったのだった。



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西側(ローヌ川)から走り出すとスタート地点になる町は2つ。OllonかBexだ。
Ollonからがメインのルートだがこの時はBexから上り始めた。
深い森の中の道をしばらく上っていくと急な斜面に植えられたブドウ畑の中に出る。
明るく開放的で眺めも非常に良いが勾配も非常にきつい。
ローヌ川の向こうにとがった形の良い山が見える。ダン・ドゥ・ミディ"Dents du Midi"3257mだ。
Dentsとは歯のことでその名の通り連山なのだが角度によっては独立峰に見える。
ジュネーブからツェルマット方面に向かう電車の車窓からもちょうど独立峰の様に
見えるのでマッターホルンと間違う人もいるそうだ。


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途中鉄道(BVB Bex-Villars-Bretaye)の線路が上を横切る。上、である。
道路は線路の下をくぐるのだ。鉄道は車道よりも急な勾配で登っていく。
まったくスイスはとんでもない所に線路を引くもんだと呆れてしまう。
Gryonという村には駅、観光案内所、キャンプ場がある。
電光掲示板の温度計は9℃を指しているが陽が照っているのでそう寒くはない。



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Villars-sur-Ollon着。大きなスキーリゾート村だ。
ここでOllonからの道と合流、そして峠への本格的な上りとなる。
ミシュランの地図には13%の表記、良い緊張感を持って調子よく上る。
車道の端には砂利を敷いた歩道部分があり随所に木製のベンチが置いてある。
歩く人への配慮はさすがスイス?だ。


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写真を撮るために止まっていると白髪の御老人がグイグイとロードで上ってきた。
挨拶を交わし、よおーしオレも!と気合を入れて走り始めたら峠は思いのほか近かった。
峠は広くトイレットペーパー完備の水洗トイレがあり水場もある。キャンプできるな、とふと思う。
水場にはどこからやって来たのか山羊の群れが集まって水を飲んでいた。
急な下りを一気に駆け下りles Diableretsへ。次のピヨン峠"Col du Pillon"へは約4Kmの上りだ。


2006.04.09作成。2016.03.25修正

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by akunisad | 2016-03-25 07:59 | Swiss | Trackback | Comments(0)