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ちっとも前に進まない桜と春の花巡り。半田山植物園へ。

先にnoteのほうにあげていたのですがこちらにも記録しておきます。

2026年3月30日(月)
妻と過ごせる貴重な2日間のお休みの初日。
週間天気予報はずっと雨だったのですが予報がずれて日中は晴れ時々曇りとなりました。
当初、輪行して遠征しようと計画していたのですが今回は近場でこれまで訪れる機会のなかった岡山市半田山植物園に行ってみることにしました。


岡⼭市半⽥⼭植物園は岡⼭市街を⼀望出来る⽇当たりのよい半⽥⼭の丘陵地を、
植物観賞はもとより、レクリエーション、憩いの場として広く利⽤していただこうと、1964年5⽉に開園しました。
11万㎡の園内には3,200種、15万本の植物を、テーマに分けて植栽しています。
また頂上付近には貴重な⽂化財でもある⼀本松古墳、中腹には明治時代に作られた配⽔池などもあります。
公式HPより引用

半田山植物園は私の実家の近くで子供の時は家族でよく訪れていました。
春のお花見や夜桜、大きな温室やバラ園を巡った記憶があります。
それも小学生まででそれ以降は足が向くことはありませんでした。
自転車を趣味と仕事にしてからも春に桜の花でピンク色に染まる山肌を遠目に眺めるだけで来園することはありませんでした。
というのも市の施設なので月曜休園だと勝手に思い込んでいたからでした。
私の今の仕事は月曜休みなので美術館、博物館や飲食店の定休日に阻まれてサイクリングや旅の目的地から泣く泣く外すということが多々ありました。
ですがふとしたきっかけで休園日が火曜日だと知り、なんだいけるじゃないかとなり今回の桜の開花時期にようやくその機会が巡ってきたのでした。



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9時半に自宅を自転車で出発。
笹ヶ瀬川を遡り吉備路自転車道で市内に向かいます。
みのるゴルフや一宮浄化センターの手前のいつも立ち止まる場所で今回も写真を撮ります。



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途中で星野珈琲に立ち寄ったのですが混んでいたので断念。
植物園近くのセブンイレブンでアイスコーヒーとおやつを買い込んで11時に到着です。



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隣接する駐車場の木陰に気持ちの良いベンチがあったのでそこでセブンカフェでゲットしたまだ温かい大きなチョコクッキーを頬張ります。
これがサクフワでめちゃくちゃ美味しいのです!
見かけたらまた絶対買うね、と言いながら今年初のアイスコーヒーと一緒に平らげました。
1つ500キロカロリーもあるそうでこの後の園内散策のエネルギー源になりました。



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大人310円の入園料を払い入場します。四季の花ガイドという小型の冊子や花だよりや散策マップなども受け取ります。
ゲートをくぐると正面の斜面にバラ園が広がっていました。



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順路に従ってまずは正面左側へ進みます。



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入り口近くの花壇には色とりどりのボケの花が咲き誇っていました。



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ラクウショウ池の近くに咲く黄色い花が目に留まりました。サンシュユ(山茱萸)です。
この花は、この木は何だろうという疑問をその場で解決してるれるのが植物園の魅力だと思います。
樹名板というのでしょうか?植物の名前や解説が書かれたプレートを読むことは知的好奇心を大いに満たしてくれます。




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池の名前の由来となっているラクウショウ(落羽松)の呼吸根が地面からにょきにょきと顔を出していました。
岡山県の総合グラウンド内のひょうたん池の周りに生えているのと同じ樹木だと思います。
この樹名板にもあるのですが「一名 ヌマスギ」と書かれています。
他の樹木にも書かれておりこの「一名」ってなに?どういう意味なのと園内で妻と話していたのですが帰ってから調べると
「本名以外の1つの別名。またの名。」という意味があるそうです。
なんとなく別名のことだろうなとは思っていましたが一名という表現は知らなかったので勉強になりました。




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シモクレンとコブシの花が咲いていました。


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西の谷花壇辺りにラッセルルピナスが咲いていました。
ルピナスと言えば僕は昔旅したパタゴニアのアウストラル街道を思い出します。



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2001年1月15日チリパタゴニアにて撮影




といいつつも記憶は不鮮明で別の写真の植物をルピナスと思い込んでいました(苦笑)。
ルピナスは多分こっちです。これ以外の写真はなかったのですが道端に群生していた記憶は確かにあります。
ルピナスはマメ科の植物だそうで花の形をよく見ると確かに豆だと分かりますね。



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見上げると丘の上の桜並木が見えました。
園内は山の斜面に展開しているのでかなりの急坂です。
作業車が通れる広い道をショートカットする階段がいくつもあります。
この時はロックガーデンには行かずにハーブ園から桜の咲く芝生広場に向かいました。



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この時期の園内の見所のメインは芝生広場の桜並木でしょう。
ほぼ満開のソメイヨシノの花の間から岡山市街の町並みを望むことが出来ます。
この日は黄砂なのか何か他の物質なのか?空気が霞んでいたのがちょっと残念です。




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桜に囲まれた芝生広場に陽が当たります。
気温はグングン上がり半袖でも過ごせるくらいになりました。
主に小さいお子さんを連れたご家族が思い思いに過ごしている光景を眺めて歩きながら平和の大切さを思っていました。
こうした風景を当たり前に見ることのできる世界を次の世代に繋げていかないといけないなとこの広場を見ながら考えていました。




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芝生広場の隣は配水池、木立の日陰の多い落ち着いた雰囲気の場所にガラッと変わります。
レンガ造りの円形の構造物が並び目を引きます。





なんと一番古いものは明治時代(1905年)につくられて今も現役だそうです。
換気孔の意匠は岡山市章のようです。
そんな昔から?と思い調べると岡山市章が出来たのは明治33年(1900年)なので時代は合致します。



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どこか異国な雰囲気を醸し出しています。



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配水池から芝生広場を望む。




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明治時代のものとのことでレンガや重厚な石造りの外観がどこか西洋的な異国感を感じる空間でした。そんな感覚を妻も抱いていたようです。




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桜の木、特にソメイヨシノを観察していると太い幹から直接若葉や花が出ているのに気が付きます。
可愛らしいので大好きなのですがこうした花のことを胴吹き桜、胴咲き桜と呼ぶそうです。
下の解説は少し専門的ですがAIによると
「主に老木に見られる現象で、枝先まで栄養が届きにくくなった木が、幹の「潜伏芽(眠っていた芽)」から花を咲かせ、必死に生命を維持しようとする姿です」
とのこと。なるほどです。
今見ることのできるソメイヨシノは戦後や昭和の高度経済成長期に植えられたものが多く現在老木化しているのでこうした花が目に付くのでしょう。







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足元に目をやるとオオイヌノフグリが可憐な花を咲かせていました。
大犬の陰嚢と漢字で書くととちょっと違和感ありますね(笑)



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階段を上り展望台広場へ向かいます。



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入場ゲートにも手書きの看板で紹介されていたのですがエドヒガンのシダレザクラが満開でした。
レトロな三角屋根の休憩舎と剪定された松やサツキの樹木。そして岡山市街の展望が絵画のような美しい風景を構成していました。
桜の花を見てなぜ美しいと感じるのか?人類共通のDNAが脳にそう伝えるのか、後天的な地域性のある感情なのか?
そんな話題を隣にいる妻と共有できる幸せ。
色々文献がありそうなのでまた時間がある時に調べてみましょう。




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展望台から貯水池、芝生広場越しに岡山市街を望む。
この場所の標高は68m。これまでも色々な場所から岡山市街を俯瞰してきましたがここは秀逸です。



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津山線の赤い車両と新幹線。岡山城も正面に見えています。




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東に視点を移すと中消防署と百間川せせらぎ広場の桜が見えていました。



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さらに上ると園内最高所、標高88mの一本松古墳です。
5世紀後半に築かれた前方後円墳です。そこでお弁当を広げている若者がいました。特等席ですね。




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園の北の端、モミジ園の方に進むと岡山理科大学の施設が見えてきます。
隣接しているのは知っていましたがこんなに近いんだと驚きました。



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そこにあった石碑。
岡山の岡の字が笑っている人の顔のように見えてこちらも思わず笑顔になります。



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そんなモミジ園の片隅に可憐な花が咲いていました。
ヤマナシだそうです。



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展望台まで引き返しクリスマスローズ園の方に下る階段の途中にある休憩舎に立ち寄りました。
おおきなセコイアの巨木の脇にひっそりと立っています。
木造の古風な雰囲気の建物です。ここでコンビニで買っておいたおやつをいただきました。



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ツバキ園に続く木道の階段を下ります。屋久島のトレッキングを思い出します。



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可愛らしい薄紫色の花が一面に咲いています。
初めてみる花でしたがハナニラだそうです。



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芝生広場の下にある六角形の建物が目を惹きます。
量水室だそうです。ほぼ同じ造りの建物が二つあるのですが一つは明治38年、もう一つは昭和14年に増設されたそうです。
この写真は昭和の方かな?



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正面ゲートのある植物園会館まで戻ってきました。



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たっぷり5時間!ちっとも前に進まない半田山植物園花巡りを楽しみました。
それでも温室や湿生園など見る事の出来なかった場所もたくさんあります。四季折々の魅力を楽しみめそうな岡山市半田山植物園。
また機会を見つけて訪れてみようと思います。


おわり

by akunisad | 2026-04-09 16:48 | 岡山/Okayama | Trackback | Comments(0)